――スクリューコンベヤ・メッシュベルトコンベヤ
茨城常陸太田という地域柄だと思うんですけども、この辺の山って石灰が取れるんですよね。石灰石を粉にして、要は石灰ですよね、石灰の粉を作る工場、会社さんが結構あります。その粉体を運ぶコンベア、スクリューコンベアというのは粉体を運ぶのに優れているコンベアなので、そういったものも結構多く出ています。あと最近よくお声がけしていただいているのが、金網がベルトになったメッシュベルトコンベアです。水でぬれた製品を搬送しながら水切りを行うっていうコンベアなんですけれども、最近はその辺の需要が上がってきております。
――エプロンコンベヤ・チェーンコンベヤ
チェーンコンベアのほうは、まずエプロンコンベアなんです。エプロンコンベアというのは、ゴムベルトでは運べないようなものですよね。熱々の鉄の塊、溶けたようなもの、あとは粗大ごみなど、大きなもの運ぶのにも適したコンベアなんですよね。角がとがっているような、ゴムベルトだと傷つけちゃうようなものとか、多少雑に扱っても、ちょっとやそっとで壊れることのない、キャタピラをイメージ、鉄の板が何枚も何枚も連続してキャタピラみたいな感じのコンベアなんです。チェーンにぶら下げるものがいろいろこう、アタッチメントのような感じで組み合わせができるエプロンというその板を取り付けて、それが連続して並んでいるわけなんです。
――フローコンベヤは軽い飛灰を掃き出すコンベヤ
フローコンベアは主に灰ですよね。灰でも2種類あるんですけど、焼却灰と飛灰ってまたマニアックな話になるんですけれども、飛灰のほうですね。比重が軽い灰があるんですよ。燃やして比重が重い灰と比重が軽い、ふわふわと飛んでいっちゃうような灰があるんですけども、そういったその飛灰、比重の重いものっていうのはベルトコンベアで運べるんですけども、軽いんでベルトコンベアで運べないんですよね。飛んでっちゃうんです。そういったものを、箱でこう、密閉された箱の中をヘラで掃きながらって言うんですかね?掃いていくような、ワイパーみたいなイメージですよね。ワイパーみたいに掃きながら搬送するっていうコンベアになるんです。
――あくまで下向きワイパーのようなコンベヤ
下向きワイパーで通路が下にあって掃いていく感じですね。かき出していく掃除してるみたいな感じです。それでフローなんですね。流していくからということですね。
これ焼却灰とかでやっちゃいますと、焼却灰って灰でもざらざらしたような灰なんで、やすり紙みたいな、掃いていくとどんどんどんどん削られていっちゃうんですよね。ですので焼却灰には向かないコンベアなんです。
――バキュームコンベヤは圧送するコンベヤ
空気でバキュームコンベアのような圧送でやってるところももちろんあります。現場のレイアウトに合わせて、バキュームだと上を通したい時だと、管でやると自由に結構レイアウトきくんです。ただその管が結構高いんですよ。
――バケットエレベーターは垂直コンベヤ
バケットエレベーターもやはりお客様によってなんですけども、バケットコンベアと言うお客様もおりますので多分お客さまの好みだと思うんです。基本的に考え方はバケットエレベーターというのは下にあったものを上に運ぶっていうのが大前提であるんで、エレベーターって呼んでるお客様のほうが多いんですよ。やはり垂直になるとエレベーターって言いたくなるみたいなそんな感じです。
――ローラーコンベヤは段ボール箱など軽量物向け
ローラーコンベアは、ローラーがたくさん並んでいるところの上に、だいたいローラーの上にダンボールなど箱を運搬するときに適したコンベアなんですよね。箱以外でももちろん運べないことのですが、主に軽いものですよね。あんまり重量物はローラーコンベアでは運ばない感じですね。板もそうですね。だいたい配送センターにあるのはローラーコンベアが多いですよね。軽いものに適したコンベアです。