――コンベヤ図面がないことはよくある
焼却施設のあるあるなのかもしれないですけど、焼却施設に限らず古い設備、工場さんですとほとんどの場合で図面がないんですよね、昔の資料がないんです。官民施設で両方ともないですね。役所さんでも持ってないんです。竣工当時からもらった図面はあるんだけど、どさっと持ってこられるんですけども、もれなくどうでもいいような肝心なのがないですよ。メーカーさんも、これまねされないようにって肝心な図面は出してないんでしょうけど。
――現場調査して図面起こしからやる施工着工
調査するためには機械や設備など止めないと調査できないわけじゃないですか。調査して、スケッチして、それも1回や2回ではとてもできません。ものによりけりなんですけどもとてもとても1回では図面スケッチして、じゃあ図面に起こしました。でも必ず寸法って取り忘れがあるんで、それ何回も何回も通って、わからないところクリアにしてって、それが図面になって、お客様から承認もらって、工場で製作して、据え付けて、ちゃんとコンベヤが元気に動いてるってところまで持っていきます。それはやはりお客様に「ありがとう」と言われた時が、1番やっていてよかったなというふうに思うところですよね。とにかく資料がないんです(笑)。
――想像から着工しても予想通りに収める技術
とにかく想像の翼を広げて、多分こうなってるんだろう。でも「だろう」で始まっちゃったんじゃ駄目ですから、その「だろう」っていうのを確証に変えてくっていう作業が1番大変ですよね。
正直全然見えないところもあります。でも、どうしてもどこかで「だろう」でいかなくちゃいけない部分もあるんで、ばらしてみて、もうやっぱ最後はえいやーって感じです。最終的には「こういうふうになってたんだ」というパターンもあれば、「あ、やっぱりね」というパターンもあれば、それはいろいろです。ただ「だいたい予想通りになる」それが技術なんですよね。着工してばらしてみてこんなふうになってたんだ。
――社是になりました「創造と挑戦」
多分それの繰り返しだったなということで弊社の社是になりました「創造と挑戦」今言った話がもうこれなんですよね。「クリエイティブ・アンド・チャレンジ」です。
日本のこの技術力って最初は猿マネじゃないですか。アメリカのものをマネして作ったのが、それを「小型化したり、使いやすくしたり、壊れないようにしたり」です。そこが1番日本人の得意なところと思っています。
――未経験でも、女性でも、物づくり好きな方を大募集
物づくりが好きな子であれば募集しています。若い人で去年1人女性のスタッフ入れてみたんですけど、どうしても事務じゃなくて現場のほうでやりたいと、今一生懸命やっています。だいぶもう1年入ってたちましたけど、だいぶ技術も上がってきて、会社の雰囲気もだいぶ変わってきたんで、やっぱ女性の力っていうのはすごいなって思って、もう少しいてもいいのかな女性スタッフと思ってるんです。
――管理施工管理技士等の資格保持者大歓迎
管工事っていうのは結構お客様のほうから、「配管工事できる?」っていうお問い合わせが、もちろん技術的にはいくらでもできるんです。溶接の配管であったり、ネジ、配管もいろいろ種類があるんで、あらゆる配管には対応してるんです。でもこの管工事っていう資格持っていないと、大口の工事に関しては今お断りさせてもらっているような状況でして、そういったせっかくお声がけしてもらったものをむげに断るのはちょっとやっぱりしたくないんです。これはこの管工事の管理技士さん、資格持ってる人いればもう大歓迎です。